ひのき屋 - Hinokiya, the traveling band.

函館を拠点に世界を旅するトラベリングバンド。

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ひのき屋旅日記 ベラルーシ・モギリョフ編
今回の旅した4カ国は、すべての国で通貨が違った。ベラルーシの通貨はルーブル。ビールが1本1,500ルーブルほど(私の場合、物価の基準はビールなのだ)。表示をみて一瞬びっくりするのだが、計算してみると日本円にして70〜80円といったところだろうか。国ごとに変わっていく通貨に頭が追いつかず、旅が進むたびにどんどんわからなくなっていった。
ミンスクからモギリョフへはバスで移動。首都ミンスクを離れると何もない風景が続く。コンビニや道の駅なんぞはもちろんなく、トイレすらない。「休憩をとります!」とバスがおもむろに止まったのはなんでもない道路の道端。林に入って用を足す。

移動中、大使の携帯電話に「楽器はすでにモギリョフに到着してます」という連絡が何度か入るが、メンバーは誰一人として喜びの声をあげない。これを「トラウマ」と言うのだろう。前日、何度もそんな情報に惑わされてきたのだ。自分の目で確認するまでは決して信用できないのだ。

会場に到着。楽器をのせたトラックは確かに会場に来ている。早速すべての楽器をチェック。特に問題はないことを確認して初めて安堵し、即、仕込みに入る。

本番が始まる。会場は超満員。立ち見のお客さんすら出ている。定員をはるかに超える人数なのだが、どうやら市長が「今日だけはいいだろう」と特別許可を出したらしい。ステージにあがった途端にお客さんのパワーが身体の中に回ってくる。不完全燃焼だった前日の分のパワーまでこの日のステージにぶち込む。すごい盛り上がりだ!ライブが終わるとサインを求める人がドドッとステージ上に押し寄せる。さすがにステージの上ではちょっとまずいので、ステージ下でサイン会はしばらく続く。

ライブ終了後に大使から聞いたお話。ライブを見ていた副市長が「ちょっと若者を盛り上げすぎじゃないか」と大使に話したと言う。独裁国家ではやはり若者が元気になっては都合が悪いということか?なんだかとっても誇らしいエピソードだ。

ひのき屋ライブ

ひのき屋ライブ
写真・エモトヒデユキ
2007年07月19日 ワタナベヒロシ より
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